入院のご案内
病棟のご紹介
医療療養病棟とは
医療療養病棟は、急性期の治療を終えた後も、引き続き中長期的な治療が必要な方が主な入院対象となっている病棟です。ほかの回復期病院や在宅系施設からの受け入れも行っています。重症の患者さんや呼吸器をつけられた方はもちろん、ターミナル(終末医療)の患者さんも入院しています。
当病棟は長期入院だけではなく、在宅復帰を目指す病棟でもあります。ご自宅もしくは施設への復帰を目標に、その方に適したリハビリテーションと治療を行い、早期の在宅復帰を目指しています。
安心して在宅復帰ができるように、患者さんが持つ疾患に対する治療はもちろん、患者さんの在宅復帰を支援するためのリハビリテーションを提供しています。また、退院後の生活に合わせ、施設紹介や訪問看護、デイサービスなどの介護サービスのご提案などを行っています。
病棟の特長
リハビリに専念できる環境
高度急性期病院での治療が終わったもののすぐに在宅復帰できない患者さんに対して、集中的な治療と積極的なリハビリテーションを行っています。病棟内にはリハビリスペースも設備されており、リハビリテーションに専念できる環境が整えられています。
積極的なリハビリテーション
1対1で行われる個別のリハビリテーションでは、それぞれの患者さんに合わせたプログラムを提供しています。複数人で行う集団でのリハビリテーションでは積極的に離床を促し、みなさんで一緒に行う体操やレクリエーションを主に行っています。
退院後も続くケア
在宅復帰あるいは介護施設に退院後も、誤嚥性肺炎や尿路感染などで治療を要する状態となった場合、迅速に入院受け入れが出来るよう体制を整えております。
緩和ケア対応型療養病棟とは
「緩和ケア」とは、ガンやあらゆる疾患に伴う痛みや吐き気などの症状を早期から軽くし、心身の辛さを和らげることです。仕事が出来なくなったり、それによる経済的な問題といったことも相談し合いながら、患者さんとそのご家族を色々な角度からスタッフで支援していきます。
患者さんが持つ疾患に対する治療はもちろん、疼痛緩和も行っています。
病棟の特長
チームによる緩和ケア
患者さんへ最適な医療を提供するため、当院ではチームによる医療体制を整えています。
週2回の定期的な回診を行い、緩和ケアに関する専門的な知識や技術を持ち寄り、症状緩和策についてチームで検討し治療方針を決定します。
週2回の定期的な回診を行い、緩和ケアに関する専門的な知識や技術を持ち寄り、症状緩和策についてチームで検討し治療方針を決定します。
体も心も楽しいアクティビティ
療養中も日々の変化を感じたり、人や社会との関わりを楽しんでいただけるよう、季節ごとのレクリエーションをご用意しています。また、音楽鑑賞や映画上映など趣味・思考に沿ったプログラムもご用意していますので、メリハリのある毎日をお過ごしいただけます。
状態に合わせたリハビリテーション
患者さん本人やご家族の希望を優先したリハビリテーションを提供いたします。少しでもその人らしく過ごせるよう、無理のないプログラムを提案し、継続できるよう支援します。
一人ひとりに最適な食事
新鮮な旬の食材を用いて患者さん一人ひとりの状態にあった最適な食事プランとなるように献立を作成しています。嚥下機能(飲み込み機能)が低下している患者さんにはソフト食を提供し、食事への興味を持っていただくためにも、できるだけ形を残し見た目も美しく、変化に富んだものになるよう努めています。